ナスダック100 vs S&P 500 — 高いリターンの、正確な対価
同じ時代の、まったく違う幾何学。どちらが優れているかではなく、どちらの質問に答えたいかだ。
まったく違う2つの生き物
S&P 500はGICS全11セクターにまたがる米国大型株約500社を、浮動株調整後時価総額で加重した指数である。ナスダック100(QQQで追跡)はナスダック上場の非金融銘柄の上位100社で、結果として今日ではテクノロジーとプラットフォームに集中した指数になっている。金融も、エネルギーも、生活必需品も入っていない。
同じ時代を過ごしながら、幾何学がまるで違う:ナスダック100の年間平均リターンは+18.1%、S&P 500は+11.9%(配当込み、1928年以降)。最良の年はNDXが1999年の+102.0%、S&P 500が1954年の+52.6%。最悪の年はNDXが2008年の-41.9%、S&P 500が1931年の-43.8%だった。
高いリターンの対価
NDXの優位 — 年率で約6ポイント — は、振幅で支払われている。
- 2000–2002年:-82.9%。バブル崩壊の教科書的事例。同じ期間、S&P 500の下落は-49.1%だった
- 2000年の天井で買った投資家は、回復まで約15年待った。S&P 500投資家は約7年
- 2008年:単一暦年で-41.9%。1年でこれだけ失う可能性が、この指数の性格に組み込まれている
- 5年保有窓のうち約12%がマイナスで終わった(S&P 500は10%未満)
集中は両方向に効く。上昇局面で効率が良い理由と、下落局面で深くなる理由は、まったく同じ構造から来ている。
今の値段
予想PERはナスダック100が24.3倍、S&P 500が20.9倍(Bloombergコンセンサス)。歴史的にこのプレミアムはNDXの成長率で正当化されてきたが、それは同時に成長率の減速に対する感応度が高いことも意味する。
どちらを持つべきか
率直に言えば、両者は違う質問に答えている。S&P 500は「米国の大型株資本主義」への、セクター分散された賭けだ。ナスダック100は「テクノロジー・プラットフォームの支配」という単一テーマへの、レバレッジのかかった表現である。過去20年、そのテーマは勝ち続けてきた — が、単一テーマであることは変わらない。
実務的に最も見落とされる点:S&P 500インデックスファンドの上にQQQを重ねると、両方の指数を既に支配している同じ7社への賭けが二重になる。分散したつもりで集中度を上げている、という状態が最も多い誤りだ。
この要約は概要版です。完全な分析は以下をご覧ください: